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  イタリアンコーヒーの話(3) ミルクを加えていろいろ楽しむ
 

こんばんは、O田でございます。

校了のお知らせなどをはさませていただきましたが、
今回はエスプレッソ話の続きでございます。
もちろん今回も、espressamente illyマネージャー
中川直也さんにご協力いただいております。

過去記事↓も併せてお読みくださいませ。
 イタリアンコーヒーの話(1) エスプレッソについて
 イタリアンコーヒーの話(2) エスプレッソの味わい方


さて、1回目の記事のコメントでmrs-jasmineさんが
「コーヒーは好きだけど、エスプレッソはそんなに得意ではない」
とコメントをされていましたが、
こういう方って、実は結構多いのではないか…と思います。
(実は私もそうでした…)

苦手に感じる一番の理由は、独特の苦味にあるのでは? と思います。
前回の記事で「コーヒー豆のエキスの部分だけを味わうのが
エスプレッソの魅力」と紹介しましたが、
つまり、エキス=濃い、のは事実です。

でも、濃い=苦い、というわけではありません。
苦いは苦いですが、すっきりした苦さであって、
そこがエスプレッソの魅力のひとつ…なわけです。


すっきりした苦さを出す秘訣は、抽出する時の圧力の強さにあります。
エスプレッソマシンの場合は、高圧をかけて短時間で抽出しますが
espressamente illyで使っているマシンは、9気圧。
家庭用のエスプレッソマシンでも
9気圧を謳ったものは数多くありますが
業務用のように安定してかけられるわけではないそうです。

c0195533_23161319.jpg
espressamente illy日本橋中央店のカウンター内にあるマシン。
その日の天気や使う豆によって専門のバリスタがマシンの微調整を行っており、
それによっていつも同じおいしさをキープできるようにしているそうです。


c0195533_23175569.jpg
こちらはilly本社で撮影したillyのマシン(写真提供:クリンプ 常田浩司)。
どこでも本格的なエスプレッソの味が再現できるよう、illyが1935年に開発したもの。
このマシンが、今日のエスプレッソマシンのもとになっているそうですよ。
バルブや計器がごつごつついていてプロでないと扱えない様がありあり。


エスプレッソって機械で淹れているので、つい、
どこで飲んでも同じでしょ…と思いがちなのですが、
あちこちで飲み歩いてみると、お店によって、だいぶ味が違うのに驚きます。
その違いは、使う豆であり、使用する機械であり、
淹れる人の技量によるものだったりします。

そういうわけで、まずは先入観なしで
エスプレッソを楽しんでいただきたいわけですが
やっぱり、どうしても、「苦味が…」という方は
いらっしゃるハズ。
そんな場合は、ミルクをプラスするのがオススメ。


中川さんに伺うと、
イタリアの人でも苦みが苦手…という人は
結構いるそうでして、そんな人は
[マッキャート(Macchiato)]を注文するそうです。

マッキャートとは、イタリア語で「しみ」という意味。
(英語読みだと、マキアートとなります)
エスプレッソに、少量の暖めたミルクを加えたものです。

c0195533_2321406.jpg
真ん中の白ポチが「しみ」。
ミルクのおかげで味が丸くなります。


ちなみに、espressamente illyでは
[マロッキーノ(Marocchino)]という飲み物がありますが、
これは、マッキャートに
チョコレートソースとココアパウダーをかけたもの。

これはミラノ生まれのご当地コーヒーで、
ミラノっ子、ミラネーゼに人気のアレンジコーヒーだそうですが、
大人っぽい味のココアという感じで、おいしかったです。
サイズは、Piccolo(小サイズ、エスプレッソカップ程度)
Grande(大サイズ、カプチーノカップ程度)のいずれかですが、
「Piccoloのほうが、ミラノっ子っぽい」(中川さん)そうですよ。

c0195533_23215614.jpg
ガラスの器に入ってますが、ホットのみです。
ラテアートがかわいいのでためらいますが、しっかり混ぜて飲みましょう。


そういえば、タエコさんはブログでトリノに行った際に飲んだ
トリノ名物の飲み物「ビチェリン(Bicerin)」を紹介していましたが、
(エスプレッソ+ホットチョコレート+フォームドミルク)
きっと、こういったご当地コーヒーって、
イタリアにはたくさんあるんでしょうね。
(ほかにも「こんなのもあるよ」というのがありましたら、ぜひ教えてください)


ところで、マッキャートの写真を見ると、
[カプチーノ(Cappuccino)]とどう違うの? と思いませんか?

まず、カップのサイズが違う…といえますが、
決定的に違うのは、入れるミルクの量。

マッキャートは少量のフォームドミルクを入れるだけですが、
カプチーノは、エスプレッソに
スチームドミルク(暖めたミルク)とフォームドミルク(泡立てたミルク)の
両方を入れます。その割合は1:2:2。

つまり、マッキャートは、エスプレッソベースの飲み物なのに対して、
カプチーノは、ミルクベースの飲み物、というわけです。


ところで、
「イタリアでは、昼や夜にカプチーノを頼むと笑われる」
なんて話をお聞きになったことがある人も
いるかもしれません。
タエコさんのブログにも、チラリと書かれています)。

ということで、中川さんに尋ねたところ、
それ、本当だそうです。
ただ、笑われるというよりも、
「あぁ~」ってニュアンスのようですが。


そもそも南欧には「朝はミルクがたっぷり入ったコーヒーを飲む」
という習慣が広く根付いているそうで、
例えば、フランスのカフェ オ レ(cafe au lait)、
スペインのカフェ コン レーチェ(cafe con leche)などもそうですが、
なんといいますか、
「これは朝」とフォーマット化されているものなんだそう。
私たちが、塩鮭に味噌汁に生卵の定食を見て、
「朝食」とすぐに連想するのと、同じようなものでしょうか…(違うか…)

まぁ、とにかく、イタリアに行った時は、
せめて食後に頼むのだけはやめた方がよさそうです。
というのも、ミルクって結構ボリュームがありますよね。
「全然、(料理の)量が足りません」と、
受け取られる可能性があるかもしれないのだそう。
気をつけたいですね。



もちろん、ここは日本ですので
好きな時に好きなものを飲んでいいわけでして、
下記に[エスプレッソ+ミルク]のバリエをまとめてみました。

マッキャート(*1) Macchiato
エスプレッソ+フォームドミルク(*2)少量

マロッキーノ Marocchino
エスプレッソ+フォームドミルク少量+チョコレートソース+ココアパウダー

エスプレッソ コン パンナ Espresso con Panna
エスプレッソ+ホイップクリーム

カプチーノ Cappuccino
エスプレッソ+フォームドムルク

カプチーノ ウィーンスタイル Cappuccino alle Viennese
エスプレッソ+フォームドムルク+ホイップクリーム+ココアパウダー

カッフェ ラッテ(*3) Caffe Latte
エスプレッソ+スチームドミルク(*4)

*1 espressamente illyでは[マッキアート]という名前で販売。
*2 フォームドミルク=泡立てたミルク
*3 espressamente illyでは[カフェラテ]という名前で販売。
*4 スチームドミルク=暖めたミルク

結構ゴテゴテ入れているものもありますが、
コーヒー豆のエキスたるエスプレッソだからこそ、
ミルクなどを足してもなお、負けることはないわけで。
エスプレッソって、だいぶ懐の深い飲み物なのね…と思うわけです。

なお、上記の6品はespressamente illyでも飲めます。
ご興味のある方は、立ち寄って、いろいろ楽しんでみてください。

c0195533_23273070.jpg
手前が[マッキアート]、奥が[カフェラテ]。
上記の6点全部撮りましたが、まともなのがこれ1枚…。すいません。
マッキアートの泡がつぶれてますが(汗)、撮影後もミルクはふわふわでした。


で、最後にお知らせ。
espressamente illy日本橋店、および日本におけるilly輸入代理店
モンテ物産のご協力により、プレゼントをご用意しております。
詳細は次にアップする記事(今せっせとまとめてます…)でお知らせしますので、
もうちょっとお待ちくださいませ。


今回ご協力いただいたお店
espressamente illy 日本橋中央通り店
東京都中央区日本橋2-5-13 日本橋富士ビルディング1F
03-3510-6580
東京メトロ(銀座線・東西線)日本橋駅 B4出口すぐ
定休日:無休
営業時間
平日 7:00~22:30/土曜日 7:00~22:30/日・祝 7:00~21:00


講談社MouRa 「うちの食卓」紹介ページ
【タエコさんのブログ 】うちの食卓 Non solo italiano


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by uchisyoku | 2009-03-25 23:09 | イタリア食材
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